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練習問題

解説

 第 1 問

図は、ある植物を図案化した紋所です。この植物は何でしょうか?

    ①  キリ
    ②  リンドウ
    ③  キキョウ
    ④  ツワブキ

  • 正解: リンドウ

リンドウはリンドウ科の多年草。竜胆と書き、中国北部、朝鮮半島、日本では本州、四国、九州の山野に自生しています。30?60cmほどの高さで、葉は対生です。釣鐘形の紫色の花が秋に開花します。
図の紋所は笹に似た五葉をならべ、上に三つの花を配した図案で、その図様から「笹竜胆」とよばれています。
紋所は、鎌倉時代初めごろから用いられ、江戸時代初期には公家や武家の家系をあらわすものとして定着しました。明治以降は一般にまで及び、正装の衣服や調度類などにつけられています。植物を図案化したものが多く、キリ、フジ、キク、ツタ、ササ、カタバミ、ウメなどがさまざまに意匠化されています。
笹竜胆は村上源氏(村上天皇を祖とする源氏の家系)の家紋です。家紋では皇室の菊や桐、徳川家の三葉葵などがよく知られています。

 第 2 問

この植物は路傍、草地、畑地などいたるところにはえるイネ科の一年草で、島根県のある地方ではジシバリとも呼ばれます。
この植物は何でしょうか?

    ①  メヒシバ
    ②  ススキ
    ③  メハジキ
    ④  イヌガヤ

  • 正解: メヒシバ

和名メヒシバ(雌日芝)はオヒシバ(雄日芝)に対しての呼び方で、オヒシバより細く小さいため、この名がついたといわれています。この2種を比較すると、メヒシバは茎の節から根を出すのに対して、オヒシバは出さない、メヒシバの葉には両面に毛があるが、オヒシバには葉の縁にしかない、などの違いがあります。
穂を逆さまに丸めてたばね、草の穂で結ぶと右の写真のようになり、結び目を指で上げ下げすると傘が開いたり閉じたりするような感じになります。
島根県邑智郡ではメヒシバをジシバリと呼んでいます。また、地方によっては、ハマヒルガオ(山口、鹿児島)やツユクサ(岡山)、チドメグサ(島根、愛媛)などをジシバリと呼ぶところもあります。

 第 3 問

中国原産のハンカチノキ。その名の由来となった大きなひらひらとした白い部分は何でしょうか?

    ①  花芽
    ②  総苞
    ③  花びら
    ④  果実

  • 正解: 総苞

ハンカチノキは中国固有の植物で、日本では観賞用に植えられており、各地の植物園で開花個体を見ることができます。特徴であるハンカチのような大きな白色の部分は、たくさんの花が集まった花序を包む、総苞と呼ばれるものです。二枚の大きな総苞片の間にはたくさんの雄花と一つの両性花または雌花が鞠状に集まった花序があります。
このように総苞片が花びら状になる現象はハナミズキやドクダミなど、さまざまな植物で知られています。
別名ダヴィディアとも呼ばれますが、これは属名のDavidiaによるもので、発見者のフランス人ダヴィッド神父の名前にちなんだものです。ダヴィッド神父は中国を探検し、ハンカチノキやジャイアントパンダなど、中国の珍しい動植物をヨーロッパに紹介したことで知られています。

 第 4 問

フェンスなどの垂直面に対して主幹や枝をぴったり張りつくように平面仕立てにする方法をエスパリエといういいます。エスパリエによく用いられている樹木の種類はどれでしょうか?

    ①  ゲッケイジュ
    ②  ヨーロッパブナ
    ③  リンゴ
    ④  プラタナス

  • 正解: リンゴ

リンゴ、ナシ、ブドウなど一般的に狭い庭で果樹を楽しむ手法とされていますので、正解はリンゴです。エスパリエはフランス語辞書に「樹墻(じゅしょう)」という訳語があり、墻とは垣根の意味です。
エスパリエはもともと、ヨーロッパ様式庭園に、生きた植物を使って建築的な効果を導入するために発達してきたもので、限られた空間に木本植物を植える便利な方法です。たとえば果樹を植えるにはそれなりの空間が必要ですが、このように仕立てることで小庭園での栽培も可能になります。

 第 5 問

明治43(1910)年から大正にかけて、武者小路実篤、志賀直哉、有島武郎らを同人として刊行された文芸雑誌名は、何と言うでしょうか?

    ①  棕櫚(シュロ)
    ②  桔梗(キキョウ)
    ③  石楠花(シャクナゲ)
    ④  白樺(シラカバ)

  • 正解: 白樺(シラカバ)

『白樺』は明治43(1910)年に創刊された、大正期を代表する文芸雑誌名です。人道主義、理想主義の立場に立ち、同人には武者小路実篤、志賀直哉、有島武郎らの文学者のほか、岸田劉生(画家)や高村光太郎(彫刻家)らも加わっています。雑誌名にちなんで「白樺派」と呼ばれ、美術にも関心を寄せて印象派絵画の紹介などにも寄与しました。
白樺(シラカバまたはシラカンバ)はカバノキ科の落葉樹で、高原に自生し、幹の白色から名付けられています。高原の避暑地の景観を代表する樹木として人々に好まれています。

 第 6 問

日本ではモヤシの生産にほとんど使われない豆がありますが、それはどれでしょうか?

    ①  ムラサキウマゴヤシ
    ②  アズキ
    ③  リョクトウ
    ④  ダイズ

  • 正解: アズキ

アズキは下胚軸が伸びないので、子葉(双葉)が地上に展開しない地下発芽性のマメです。
モヤシは暗所でマメを発芽させ、ふつう双葉の下の下胚軸にあたる部分を長く伸ばして食べます。ただし、アズキを長くおくと、上胚軸が伸びてモヤシにはなります。中国の一部などではこの方法で食用にされています。
ムラサキウマゴヤシはアルファルファとよばれており、日本には明治初期に導入されました。なお、モヤシの太さはダイズ、リョクトウ、ムラサキウマゴヤシの順に細くなります。

 第 7 問

この植物は、発芽直後に芽生えの胚軸と根の境に、ペグと呼ばれるふくらみが生じ、これに種子の皮を引っかけることで硬い種子の皮を脱いで芽生えます。
この植物は何でしょうか?

    ①  ヒマワリ
    ②  ダイズ
    ③  キュウリ
    ④  トマト

  • 正解: キュウリ



ペグの形成は、キュウリなどのウリ科植物に見られる特徴です。横向きに置かれた種子から根(幼根)が伸び出し、下向きに曲がると、その曲がったところの内側が突起状にふくらんでペグとなります。
このキュウリのペグ形成の実験をスペースシャトルの中で向井宇宙飛行士が行いました。また、日本の子どもたち約6,000人がこの実験に参加し、種子をいろいろな向きで置くなどしてペグの発生の様子を観察しました。その結果、種子を垂直に立てると、胚軸と根の境にふくらみはできても、正常なペグは形成されず、また、無重量状態の宇宙で育てても正常な形成は起こりませんでした。したがって、ペグが正しい位置に形成されるためには重力が影響していると考えられます。
宇宙では重力が小さいことや1日の長さが地球とは異なることなどから、植物の成長が様々な点で地球とは異なってくることが予想されています。宇宙で植物を育てる技術を確立するためには、基礎的な実験の積み重ねが必要になってきます。宇宙ステーションの中に畑が作られたり、快適な環境をつくるために植物が植えられたりする日も遠くないことでしょう。

 第 8 問

アヤメ科のハナショウブの記述で間違っているものは、次のうちどれでしょうか?

    ①  原種のノハナショウブは、アヤメ科アヤメ属の植物
    ②  花はアヤメやカキツバタよりおそく咲きだす
    ③  ショウブと同属なので、この交雑品種ができている
    ④  水分が十分ならば畑でも栽培が不可能ではない

  • 正解: ショウブと同属なので、この交雑品種ができている

ハナショウブ(アヤメ科)は日本に自生するノハナショウブから改良された園芸品種です。野生種のノハナショウブは、シベリア東部、中国東北部、朝鮮半島、および沖縄を除く日本全土に分布し、山野の草原や湿地にみられます。開花は6?7月で、赤紫色の花を咲かせます。ハナショウブの園芸化は江戸時代中期に盛んに行われ、江戸系、肥後系、伊勢系の3系統がつくり出されました。江戸系は一般に背が高く、他の系統に比べてじょうぶであり、群生を楽しむために改良されました。花色も豊富で、花の咲き方も変化に富んでいます。肥後系は元来は鉢植えで咲かせ、その草姿や花容を競ったといわれています。伊勢系は草丈が低く、外花皮が縮緬じわになって深くたれ下がる品種が多く、鉢植え栽培を基本として改良されてきました。
ハナショウブの開花は一般には5月下旬から6月中旬で、アヤメの5月上旬から中旬、カキツバタの5月中旬から下旬のあとになります。
ショウブはサトイモ科ショウブ属の植物で、ハナショウブと同じく湿地に生え、先がとがった細長い葉の形もよく似ています。しかし花を見ればまったく違うグループの植物だということは明らかです。ショウブはショウブ科(旧サトイモ科)でハナショウブとの間には交雑の可能性はありません。5月の端午の節句に飾られる花はハナショウブですが、風呂に入れ香りが喜ばれるのはショウブです。この花はガマの穂に似た小さなもので、鑑賞には適しません。

 第 9 問

本州の中部山岳には、亜高山帯(標高1700〜2500m)に常緑針葉樹林が成立しています。この森林を構成する主な樹の組み合わせはどれでしょうか?

    ①  モミとツガ
    ②  シラビソとオオシラビソ
    ③  スギとヒノキ
    ④  トドマツとエゾマツ

  • 正解: シラビソとオオシラビソ

本州中部の植生の垂直分布(標高に従った変化)は、標高の低い方から高い方に向かって、照葉樹林(主に丘陵部で暖温帯の気候帯)、落葉広葉樹林(主に山地帯で冷温帯の気候帯)、常緑針葉樹林(主に亜高山帯で亜寒帯の気候帯)、高山草原(主に高山帯で寒帯の気候帯)の順番に移り変わります。
針葉樹林にはモミ・ツガ林などの、暖温帯と冷温帯の中間に位置する中間温帯林や、山地帯のスギ・ヒノキ林もあり、また移り変わりの途中相としてのアカマツ林・クロマツ林あるいはカラマツ林などもありますが、通常、常緑針葉樹林帯というときは、気候帯では亜寒帯、垂直的には亜高山帯に極相として成立する林をいいます。
本州の亜高山帯には、オオシラビソ、シラビソ、トウヒ、コメツガなどの森林が発達します。このうち東北地方から中部山岳にかけてはオオシラビソが、中部から西にかけてはシラビソが優勢となります。
トドマツとエゾマツは北海道の亜寒帯針葉樹林の主要樹種で本州には分布せず、また、サワラとアスナロはスギ・ヒノキと同様、本州の山地帯に見られます。

 第 10 問

イギリスの世界的に有名な絵本『ピーターラビットのおはなし』の最後の場面で、ピーターの兄弟たちが晩ごはんに植物の実を食べているところが描かれています。
この植物は何でしょうか?

    ①  ブラックベリー
    ②  ラズベリー
    ③  イチゴ
    ④  ブルーベリー

  • 正解: ブラックベリー

バラ科のキイチゴ属で、和名はセイヨウヤブイチゴといいます。
初夏に茎の先にまとまって愛らしいうすピンクの花をつけ、やがて実がなります。最初は赤い色ですが、熟すにつれて黒っぽくなります。『ピーターラビットのおはなし』の中で黒イチゴと訳されているのはそのためでしょう。
古代ギリシャでは、痛風の薬に使い、ローマ人は口内、腸内の炎症をしずめるために使ったという、長い歴史があります。
イギリス北部では野生のブラックベリーが見られ、秋になると道ばたでその実を採る人たちの姿が見られます。その実でジャムを作ったり、リンゴと組み合わせてパイにしたりして楽しむのです。
イギリスでは、9月29日のミカエル祭以降はこの実を食べてはいけないという言い伝えがあります。ミカエル祭の夜に悪魔がこの実につばをはきかけてまわるので、その夜以降は食べてはいけないというものです。

 第 11 問

人間の活動によって外国から入ってきた生物を「外来種」、その土地にもともと生育している生物を「在来種」といいます。
次のなかで、日本の在来種はどれでしょうか?

    ①  オオイヌノフグリ
    ②  ハルジオン
    ③  ニワゼキショウ
    ④  ヘビイチゴ

  • 正解: ヘビイチゴ

身近な雑草であるこれら4種のうち、日本の在来種であるのは4のヘビイチゴだけで、あとはすべて外国からやってきた外来種です。外来種にも和名がつけられているので、どれが日本のものでどれが外国のものなのか、名前からではわかりにくくなっています。
道ばたや空き地の雑草には、外来種が高い比率で見られます。身近な雑草の中でも、たとえば、オオイヌノフグリ、シロツメクサ、ハルジオン、ニワゼキショウ、セイヨウタンポポ、ムラサキカタバミ、ヒメオドリコソウ、セイタカアワダチソウなどは、江戸時代もしくは明治時代以降に日本に入ってきた外来植物です。ハルジオンやニワゼキショウは観賞用に輸入されたものが野生化しました。海外からの旅行者や貨物、作物や園芸植物の種子、木材などにくっついたりまぎれ込んだりして侵入する場合もあります。
外来種が増えると、もともとその土地に住んでいた在来種の生育地が奪われたり、在来種との間で交雑が起こったりします。その結果、種のかく乱が起こり、その地域本来の生態系も崩れることがあります。外来種のなかで生物多様性を減少させ、貴重な生態系をおびやかす危険性のあるものは、いま世界各地で大きな問題になっています。日本では2005年に外来生物法が施行され、外来生物による生態系や人や農林水産物への被害を防止するべく、具体的な取り組みが始まっています。

 第 12 問

写真はホオノキの「ネイルアート」です。この「つけ爪」は、ホオノキのどの部分のものでしょうか?

    ①  苞
    ②  がく
    ③  托葉
    ④  樹皮

  • 正解: 托葉

托葉は葉の基部につく葉的な器官で、ホオノキでは特に発達し、芽が開くまで外側を囲んで保護しています。冬の間寒さや乾燥からホオノキの芽を守っていた托葉は、春の芽出しとともに務めを終えて、木の下にたくさん落ちています。写真のように、先がとがり、しっかりした「托葉」は、ホオノキ特有のものです。なお、多くのバラのように托葉が長く残って光合成をおこなうものもあります。

 第 13 問

マタタビは、花の時期になると枝先の葉の上半分が白くなりますが、この理由として最も適切なものは、次のうちどれでしょうか?

    ①  葉の表皮下のすき間で光が乱反射するため
    ②  気温の上昇により、葉緑素の一部が変化するため
    ③  葉に当たる光量を調整するため
    ④  ウイルスに感染したため

  • 正解: 葉の表皮下のすき間で光が乱反射するため

花や葉、種皮など、植物体の一部に、本来とは異なる白や黄色、赤色などの部分が生じたものを斑入りといい、多くは遺伝します。斑の形は縞模様や斑点、まだら状などさまざまなパターンがあります。正常な緑の葉には、葉の細胞中に葉緑素を含んだ葉緑体が入っています。ところが斑入りの多くは、正常な葉緑体ができないために、その部分が白くなることによって起こります。これは、核内にある葉緑素をつくる遺伝子が、突然変異を起こすためで、正常な細胞と葉緑体が異常な細胞が混在する、いわゆるキメラの状態が斑入りをつくっています。また、チューリップの花やツバキの葉などではウイルスに感染、つまりモザイク病にかかり斑入りを生じたりすることもあります。そのほか、温度や日光などの環境の変化で斑が入ることもあります。
マタタビに生じる白斑は、葉の表皮の下にすき間ができることであらわれます。この場合、葉緑素は正常で、反射光で見ると白く見えますが、透過光では緑色に見えます。こうして花の時期になると枝先の葉の白斑が林縁でよく目立つようになります。

 第 14 問

セミといえば夏の代名詞のようにいわれていますが、5月ごろ樹林地で鳴くハルゼミは特定の樹林地に限って生息します。
ハルゼミの生息する樹林地はどれでしょうか?

    ①  スギ林
    ②  ヒノキ林
    ③  マツ林
    ④  ブナ林

  • 正解: マツ林

ハルゼミは、4月下旬から6月上旬にかけて出現し、海岸のクロマツ林から山地のアカマツ林に生息します。合唱性をもち、主に午前中に活発に活動します。マツ林に生息することから別名マツゼミとも呼ばれています。体長が雄26〜31mm、雌22〜26mmほどの中型のセミで、体は黒色で、金色の微毛におおわれています。はねは無色透明で樹木上に静止している時は発見しにくいものです。

 第 15 問

この樹木は、果実の形が、お正月によく遊ばれた羽根つきの羽根に似ているので、この名前がつきました。また、半寄生することで有名です。
この植物は何でしょうか?

    ①  ノキシノブ
    ②  ネナシカズラ
    ③  ツクバネ
    ④  ヤドリギ

  • 正解: ツクバネ

ツクバネはビャクダン科ツクバネ属の高さ1〜2mの半寄生落葉低木です。生育地はツガ、モミ、アセビなどが生える痩せた土地で、雌雄異株。葉は長さ3〜7cm、幅1〜4cmの長卵形〜広披針形、先は長くとがり、葉の縁に細毛が並び、裏面主脈上に白毛があります。雄花は淡緑色で径5mmほど、雌花は花被の基部に葉状の長い苞が4個あります。果実は堅果で長さ約1cm、先端に約3cmの長い苞が残り、羽根つきの羽根のように見え、ここからツクバネの名があります。
他の選択肢で、ノキシノブはウラボシ科ノキシノブ属のシダ植物で、通常は樹幹や岩の上などに着生し、屋根の軒にも生えるのでこの名があります。ネナシカズラはヒルガオ科ネナシカズラ属のつる性完全寄生植物で、発芽したときには根がありますが、他の植物に寄生すると基部は枯れ、根無しになります。ヤドリギはビャクダン科(旧ヤドリギ科)ヤドリギ属の半寄生植物で、常緑小低木です。種子を取り巻く果肉が粘液質のため、鳥に運ばれ寄生木に粘着して発芽します。

 第 16 問

次の植物は、いずれもろうと状の花を咲かせますが、一つだけ科が異なります。科が異なる植物はどれでしょう。
※問題の写真が答えとは限りません。
    ①  アサガオ
    ②  ヒルガオ
    ③  ユウガオ
    ④  ヨルガオ

  • 正解: ユウガオ

選択肢の植物はいずれも、ろうと状の花を咲かせますが、回答となる3のユウガオがウリ科植物で1.アサガオ、2.ヒルガオ、4.ヨルガオはヒルガオ科の植物です。
ユウガオは別名カンピョウとも言い、果実を加工して、食用にします。
問題の写真はコヒルガオ、白い花の写真は、ユウガオです。

 第 17 問

私たち日本人に親しまれて来た「ダイコン(大根)」は根菜の代表ともいえます。地中海あたりが原産地のようです。ダイコンの根はまっすぐに伸びる主根とひげ根からなっています。図でダイコンのひげ根はどのように出ているでしょうか。正しいものの番号を記入しなさい。

    ①  1のイラスト
    ②  2のイラスト
    ③  3のイラスト
    ④  4のイラスト

  • 正解: 1のイラスト



今では季節を問わず、八百屋・食品売り場で見る大根ですが、その根はカブやニンジンと同じように直根といわれ、主根とひげ根(不定根)からできています。 大根の上部は根ではなく、発芽した時の胚軸の部分です。ですからここは、ふつう地上に出ていて、ひげ根はありません。そしてそのひげ根はダイコンの切り口で見ればほぼ左右二方向に出ています。ダイコンは発芽すると2枚の双葉(幼葉)が出ますがこの方向にひげ根が出ます。

 第 18 問

昔、中国四川省の山岳部に棲む羊が繁殖期になると、次々と交尾するのを見て何を食べているのかと不思議に思い、後をつけて見るとこの草を食べていたと言われ「淫羊藿(いんようかく)」と付けました。
強壮剤としても知られる漢方薬となるこの植物はどれでしょう。

    ①  イカリソウ
    ②  リンドウ
    ③  アマドコロ
    ④  シヤクヤク

  • 正解: イカリソウ

 本州、四国の里山の樹陰に自生する多年草で20〜40cm程で群生します。
 中国の本草網目(ほんぞうこうもく)(16世紀)に「この藿を食べて1日100回交合す」とあり、淫羊藿の漢名が生まれたと言われます。
 葉柄は3つに分かれ更に3枚の葉をつけることから三枝九葉草(さんしくようそう)の別名があり、花の形が船の錨に似ていることからイカリソウの名前がつきました。
滋養強壮、疲労回復などの効果があるため茎葉が、薬用酒や栄養ドリンクに使われています。

 第 19 問

花山天皇(10世紀ころ)の時代に鷹匠の家に伝わる門外不出の秘伝の切り傷の薬として昔からよく知られた植物です。
しかし、その陰には名前の由来となった悲惨な伝説があります。
中国では果実の形から翹(ギョウー女性の髪飾り)に似て小さいので小連翹の漢名があります。

    ①  センブリ
    ②  オトギリソウ
    ③  キキョウ
    ④  オニノヤガラ

  • 正解: オトギリソウ

 日当りの良い道端などに自生する多年草です。
草丈は40cmくらいで直立し、葉は対生し表面に黒い油点が多く見られます。花は先端部に多く集まり、黄色の1cmくらいの大きさです。
名前の由来は門外不出のこの薬草を鷹匠の弟が恋人に教えたため兄が怒って切り殺したという伝説から生まれたと言われています。
8〜10月に、この草を刈り取り日干して、煎じたり、アルコール漬けにして、うがい薬、止血、切り傷、おできなどの薬として使用します。



 第 20 問

日本の伝統色に「瓶のぞき」と呼ばれる色があります。これはある染料に1回だけつけて染め出した薄い色のことですが、その原料となる植物は何でしょうか?

    ①  ベニバナ
    ②  ムラサキ
    ③  アイ
    ④  モモ

  • 正解: アイ

染料の藍は、空気中の酸素に触れて発色します。そのため、濃い藍色を得るためには布地を藍瓶に浸けては引き上げ、引き上げては浸けるという作業を20回、30回とくり返さなければなりません。逆に、1回きりではごく薄い水色にしか染まりません。この非常に薄い微妙な色が「瓶のぞき」とよばれる色です。藍染による色名には「浅葱」「縹」「花色」「納戸色」などがありますが、そのなかでもっとも薄い色が「瓶のぞき」です。