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練習問題

解説

 第 1 問

写真は山の中に生えていたキノコで、日本では古くから栽培もされていました。とてもなじみ深いキノコで、料理にも広く使われています。
このキノコは何でしょうか?

    ①  シイタケ
    ②  マツタケ
    ③  エノキタケ
    ④  ナメコ

  • 正解: シイタケ

八百屋さんやスーパーマーケットで売られているキノコは、最近その種類がとても多くなってきています。私たちがよく見かけるキノコをあげてみると、シイタケ、エノキタケ、マイタケ、マッシュルーム、ブナシメジ、マツタケ、ナメコなどがあります。マツタケは産地によって色や形が違いますが、シイタケも原木で栽培したものか、あるいはおがくずで栽培したものかで、できあがったキノコの形や色がずいぶん違って見えます。
シイタケはもともとは野生であったものを江戸時代ごろから栽培するようになり、のちに栽培に適するように品種改良したのですが、今でもごくまれに野生のシイタケを野外で見かけることがあります。クヌギやシイ、ナラ、クリなどの枯れ木に生えます。シイタケは栽培品という意識があるからでしょうか、山の中を歩いていてもなかなか気づかないのですが、においをかいでみると確かに同じ香りがします。

 第 2 問

バラ科の植物には、サクランボやウメなど、食べられる実がなるものがたくさんあります。次の植物はどれもバラ科ですが、実は生食にむかないものがあります。次のうち、どれでしょう。

    ①  ビワ
    ②  アンズ
    ③  カリン
    ④  モモ

  • 正解: カリン

バラ科には、90属2,500種あり、イチゴやナシなど様々な植物が属しています。選択肢としてあげたビワ、アンズ、カリン、モモいずれもバラ科に属します。カリンは4月ごろかわいらしいピンク色の花を咲かせ、秋に黄色い大きな実をつけます。実は固く生食にはむきませんが、のど飴に入っていることも多く、家庭では、実をはちみつやお酒につけて利用します。  幹は赤褐色ですが、剥皮し、美しい模様が出ます。

 第 3 問

秋の七草として、古くから日本人に親しまれ、観月の茶会では月によく似合うということから、茶花の材料としてススキとともによく用いられます。
この植物は何でしょうか?

    ①  ハギ
    ②  キンセンカ
    ③  ユキヤナギ
    ④  ヤマブキ

  • 正解: ハギ

ハギはマメ科ハギ属の総称で、ハギ属はヤマハギ節とメドハギ節の2つのグループからなります。葉は3小葉からなる複葉、花は長さ1〜2cm程度で穂状に多数集まって咲きます。
ハギは観賞用のほか、砂防用などとして斜面などにも植栽されます。その他にも古くから日本人の生活のなかで利用されており、家畜の飼料や細枝を編んで籠や細工物などに用いられました。
『万葉集』にはハギを詠んだ歌が142首あり、ウメやマツよりも多く第1位の数です。『万葉集』の表記は「芽子」が多く、「芽」、「波疑」、「波義」も使われています。「萩」という字が初めて現れる文献は『和名類聚抄』といわれ、平安時代以降「萩」の字を用いるようになったようです。

 第 4 問

合掌造りの集落で知られる岐阜県の白川郷は1995年に富山県の五箇山と共に世界文化遺産に登録されました。合掌造りの家は、ある植物で葺いた茅葺屋根であることが特徴の一つです。茅葺屋根の材料となる植物は次のうちどれでしょう

    ①  オギ
    ②  ヨモギ
    ③  タケニグサ
    ④  セイタカアワダチソウ

  • 正解: オギ

茅葺屋根の材料は、ススキ、オギ、ヨシ、チガヤ等の植物です。これらの植物が群生している場所から材料を集めており、その場所を「茅場」と呼んでいました。現在は宅地化などで、「茅場」は少なくなっています。 茅葺屋根は、縄文時代の竪穴住居でも使われていました。30年から40年もつといわれていますが、そのためには人が住んで、日常的にメンテナンスを行う必要があります。

 第 5 問

一般に花の寿命は短いものとされていますが、多くの植物では一つの花がいく日間か咲き続けますが、なかには花の寿命がわずか1日だけのものもあります。
その植物はどれでしょうか?

    ①  パンジー
    ②  コスモス
    ③  フヨウ
    ④  ペチュニア

  • 正解: フヨウ

フヨウの花は朝咲いて夕方にしぼむ「一日花」です。
他にも、ウリ科ユウガオ属のユウガオの花は夕方に咲いて翌朝にしぼみ、ヒルガオ科ヨルガオ属のヨルガオも同様です。アカバナ科のマツヨイグサも夕方から夜にかけて開花し、オシロイバナ科のオシロイバナは夕方の4時ころに花が咲くので、「夕化粧」の別名もあります。いずれも朝方にはしぼみます。ヒルガオ科サツマイモ属のアサガオは朝咲いて午前中のうちにはしぼみます。

 第 6 問

この植物は、つるを長く伸ばして夏に日よけの棚作りにされ、秋に実をつけます。主に観賞用に栽培するほか、完熟果から繊維質を取り出して洗浄用のタワシにします。
この植物は何でしょうか?

    ①  マクワウリ
    ②  カボチャ
    ③  ヘチマ
    ④  ユウガオ

  • 正解: ヘチマ

ヘチマはウリ科に属する熱帯アジア産のつる性一年草です。
日本には江戸時代に渡来しました。30〜60cmと長く伸びる果実が下がるヘチマの棚作りは、夏の風物詩でもあります。この仲間は8種を数え、なかには果実の長さ1〜2mになるナガヘチマ、九尺ヘチマと呼ばれるものもあり、沖縄地方では、花後2〜3週間のうちに幼果を煮つけ、汁の実、天ぷら、油いためなどの食材にする食用ヘチマもあります。
果実が成熟すると、果肉の中に強い繊維質で、弾力性のある網状組織ができます。この完熟果を水に2〜3週間つけ、腐った皮と果肉を取りのぞいた繊維部を洗浄用タワシとして用います。夏から秋にかけて、茎を地上30〜50cmで切り、根の方の茎を酒瓶に差し込み、雨水が入らないようにビニール袋をかぶせておくと、切り口からポタポタと水が流れ出てきます。これがヘチマ水です。このヘチマ水に、グリセリン、アルコール、安息香酸ソーダなどを加えれば長期保存ができ、ひび、あかぎれ、肌あれに用いる自家製化粧水をつくることができます。

 第 7 問

この植物は山形地方を中心に昔から栽培されてきました。種子から搾油したサフラワー油は食用油として利用されています。
この植物は何でしょうか?

    ①  シュンギク
    ②  センダングサ
    ③  ヒナギク
    ④  ベニバナ

  • 正解: ベニバナ

ベニバナは、キク科の二年草で西南アジアが原産とされています。
別名をスエツムハナ、またはクレナイといいます。6〜7月に咲くアザミに似た鮮黄色の花からは黄色や紅色の色素が抽出され、口紅や菓子などの着色料として利用されています。染料となるおもな部分は花弁や雄しべ、雌しべです。種子から搾油された油は天ぷら油やサラダ油に用いられています。サフラワー油は、ほかの植物油に比べて不飽和脂肪酸のリノール酸が多く、血中コレステロールの増加防止に有効とされています。

 第 8 問

2002年ワールドカップサッカー大会の日本会場の競技場で使用されなかった芝生はどれでしょうか?

    ①  クリーピングベントグラス
    ②  ケンタッキーブルーグラス
    ③  トールフェスク
    ④  ペレニアルライグラス

  • 正解: クリーピングベントグラス

芝草は、暖地に適して夏季にはよく成長するが冬季には地上部が休眠する暖地型の芝草と、寒冷地に適して春秋にはよく成長するが、夏季に傷みやすい寒地型の芝草とに分けられます。
2002年のワールドカップサッカー大会に使用された日本の競技場10箇所の中で、3箇所では暖地型の改良バーミューダグラスと寒地型のペレニアルライグラスを組み合わせて使用しています。残りの7箇所では寒地型芝草のみで、ケンタッキーブルーグラス、トールフェスク、ペレニアルライグラス、ファインフェスクの中の1〜4種を使用しています。クリーピングベントグラスは葉が寒地型の芝草で、柔らかく、繊細で美しい芝生を形成しますが、踏まれることには弱いため、競技場ではあまり使用されません。
芝生を1年中緑に保つためには、暖地型芝草の上から毎年秋に寒地型の種子をまく方法(ウィンターオーバーシーディング)と、寒地型の芝草だけで1年間維持する方法とがあります。

 第 9 問

次の【 】には、それぞれある植物が入ります。正しい組み合わせはどれでしょうか?
立てば【 A 】、座れば【 B 】、歩く姿は【 C 】の花

    ①  A:シャクヤクB:ユリ C:ボタン
    ②  A:ユリ B:ボタン C:シャクヤク
    ③  A:ボタン B:シャクヤク C:ユリ
    ④  A:シャクヤク B:ボタン C:ユリ

  • 正解: A:シャクヤク B:ボタン C:ユリ

シャクヤク、ボタン、ユリはいずれも美しくあでやかな花で甲乙つけがたい花です。美しい女性は、どのような振る舞いをしてもあでやかであるということから、三つの美しい花になぞられてこのようなことわざが生まれました。シャクヤク、ボタンは、どちらもボタン科ボタン属の植物です。ボタン属は、かつてキンポウゲ科に分類されていましたが、現在はボタン属だけでボタン科に分類されています。また、ボタン属はボタン節とシャクヤク節の二つの群に分けられます。問題の「立てばシャクヤク、すわればボタン」にあるように、シャクヤク節のものは多年草で、茎がまっすぐ「立って」枝分かれせず冬には枯れるのに対し、ボタン節のものは木になり、枝分かれして横ばりの樹形を示し、これを「すわった」姿にたとえたのでしょう。

 第 10 問

与謝野蕪村は、タケの葉が青々と茂った向こう側に月がぼんやりと見える状況を「おのが葉に月おぼろなり竹の春」(蕪村)とうたっていますが、どの季節に詠んだものでしょう。

    ①  春
    ②  夏
    ③  秋
    ④  冬

  • 正解:

タケは、秋になると若竹は立派に育ち、親タケは夏の間養分をしっかり蓄え、葉が青々と茂るようになります。このため、「竹の春」は実際の秋であり、秋の季語として用いられます。逆に、春になると、タケはタケノコを出すために養分を使い、親竹の葉が茶色くなるため、「竹の秋」「竹秋」は春の季語となっています。

 第 11 問

音楽の形式の一つであるメドレーの名称は、偶然にも花に関係の深い、ある言葉で言い換えることができます。それは乾燥させた花を集めて香りを楽しむためのものですが、それは次のうちどれでしょうか?

    ①  アロマ
    ②  ドライ
    ③  フラワー
    ④  ポプリ

  • 正解: ポプリ

「ポプリ」とは、オペラなどの有名な旋律を次々につなぎ合わせて、ひとつの曲にしたもので、接続曲、メドレーとも呼ばれます。由来はフランス語でポプリ(pot-pourri)です。古くはよせ集め、ごった煮といった意味を持っていました。ディズニーの映画音楽や、ビゼーのオペラ『カルメン』のメドレーなどを耳にしたことがあるのではないでしょうか。このような形式をポプリ形式とも呼び、作曲家が自ら新しく作った旋律により、この形式を用いることもあります。一方、邦楽にも「音曲吹き寄せ」という、似たような形式があり、俗謡でいろいろの曲を抜き集め、一曲にまとめて演奏します。

 第 12 問

大型のシジミチョウ、ムラサキツバメは近年分布を広げています。温暖化や、このチョウの食草が公園に多く植裁されることと関連していると考えられていますが、この食草とは次のうちどれでしょうか?

    ①  ケヤキ
    ②  クスノキ
    ③  マテバシイ
    ④  サンゴジュ

  • 正解: マテバシイ

ムラサキツバメは、シジミチョウ科のムラサキシジミ属のチョウで、日本では近畿、四国、九州、南西諸島、国外ではヒマラヤ、中国、台湾、インドシナ、マレー半島、スマトラ、ジャワなど亜熱帯から熱帯の常緑林に広く生息します。1970年代、1980年代に関東地方からわずかな記録がありますが、2000年になって東海、関東地方に急激に分布が拡大し、東京都内の緑地ではほとんど本種が確認されるようになりました。
ムラサキツバメの食草はマテバシイ、シリブカガシなどの常緑樹で、公園植裁樹としてマテバシイが多く植裁されていることと、近年の暖冬続きが、分布を広げた一因と考えられています。暖地性のチョウの分布拡大はムラサキツバメのほかクロコノマチョウ、ツマグロヒョウモン、ナガサキアゲハなども報告されています。

 第 13 問

江間章子作詞、中田喜直作曲『夏の思い出』は、「夏がくれば思い出す、はるかな尾瀬遠い空・・・」この歌い出しで知られる名曲ですが、その中で歌われている花は何でしょうか?

    ①  ミズバショウ
    ②  レンゲ
    ③  ニッコウキスゲ
    ④  スミレ

  • 正解: ミズバショウ

ミズバショウはサトイモ科の多年草です。主に中部以北の山地湿原に群生し、初夏に葉が出るのに先立って雪白色の花を咲かせます。尾瀬、鬼無里などがミズバショウで知られた場所です。NHKのラジオ歌謡で昭和24(1949)年に歌われて以来、ことのほか人気のある花になりました。このほかにも『あざみの歌』(八洲秀章作曲 昭和24年)、『白い花の咲く頃』(田村しげる作曲 昭和25年)などのヒット曲は皆さんの心の中に生きていることでしょう。

 第 14 問

夏型雑草のひとつでイネ科に属するこの植物は何でしょうか?

    ①  ブタクサ
    ②  アメリカセンダングサ
    ③  メヒシバ
    ④  スベリヒユ

  • 正解: メヒシバ

メヒシバはイネ科の一年生雑草です。
世界の熱帯から温帯にかけて広く分布していますが、耕作地はもちろん道ばた、あぜ道、空き地など日当たりのよい裸地にも生えてきて、いやがられる雑草です。4〜5月に昨年のこぼれ種から発芽し、茎は根元から数本分岐して、地面に接しながら周辺に伸び、地面に接した節からひげ根を出し、節から立ち上がる茎を出し、その高さ10〜50cmになります。葉はやわらかく、扁平でふちに細かい鋸歯があり、長さ8〜20cmになります。夏から秋にかけて細長い茎の先に3〜8本の花序の枝を放射状に広げ花をつけます。地面に接した節からは新たに茎を立ち上げ、刈り取ってもすぐに新しい茎が伸びだし、また、もとの株を掘りとっても、まわりの子株が残るなど草取りには苦労します。さらに種子は半熟でもこぼれ落ちたものは追熟して翌年発芽するほどです。写真のような小さいうちに根から取るようにします。
漢字名は雌日芝、対照的に雄日芝があり、属は異なるが外形は大柄でよく似ています。

 第 15 問

北国で、雪が降るころにあらわれる雪虫は、冬の使者として親しまれてきました。この虫はトドマツの根に寄生するトドノネオオワタムシで、この虫はある樹木に卵を産みつけますが、その樹木は次のどれでしょうか?

    ①  ヤチダモ
    ②  カツラ
    ③  ハンノキ
    ④  シナノキ

  • 正解: ヤチダモ

トドノネオオワタムシは、その名のとおりトドマツの根に寄生するアブラムシです。ところが、その卵はヤチダモの木に産みつけられます。春、ヤチダモの木の割れ目からかえった子虫は全部雌で、やわらかな樹皮や葉にとりついて木の養分を吸って成長し、葉の裏側などに子のアブラムシを産みます。この子虫も全部雌で、やがて脱皮してさなぎになります。そして、夏、さなぎから脱皮して羽のある成虫となります。成虫はそれまですんでいたヤチダモの木を飛び立ち、若いトドマツの木の根元に子虫を産みつけます。そしてアリがこのアブラムシを地下の巣へ運びます。巣の中にはトドマツの根が伸びていて、アブラムシはその汁を吸って成長しまた子虫を産みます。この子虫も全部雌で、冬の到来の間近なころ、成長して綿のような物質を身にまとったいわゆる雪虫となり、群をなして乱舞します。やがてヤチダモの木の葉の裏に子虫を産みつけます。ここで初めて雄と雌の子虫が生まれ、生まれたばかりの雌は雄と交尾したあと、ヤチダモの木の皮の間に卵を1個産みつけるとすぐ死んでしまいます。トドノネオオワタムシはヤチダモとトドマツとアリに関連した複雑な生活の歴史をくり返しています。

 第 16 問

庭にムラサキハシドイ(別名ライラック)を植えましたが、いつの間にか、白い花の咲く違う植物になってしまいました。この植物は次のうちどれでしょう。

    ①  カキノキ
    ②  イスノキ
    ③  ホオノキ
    ④  イボタノキ

  • 正解: イボタノキ

ムラサキハシドイは、ヨーロッパ原産の植物で、日本では接ぎ木苗で販売されていることがほとんどです。この台木には、同じモクセイ科のイボタノキが使われているため、ムラサキハシドイが枯れ、地際からこのイボタノキが伸びてしまうことがあります。イボタノキは、北海道から九州まで日本全土に分布します。樹皮につくイボタロウムシの出す分泌物は、イボタロウとなり、家具のつや出しなどに使われたり、ろうそくの材料になっています。

 第 17 問

水中の窒素やリンの吸収がよく、水質浄化に役立つ有用植物である一方、湖沼や水路の雑草として害のある水草ともいわれています。
この植物は何でしょうか?

    ①  ウキクサ
    ②  ホテイアオイ
    ③  ボタンウキクサ
    ④  ウリカワ

  • 正解: ホテイアオイ

ホテイアオイ(英名はウオーターヒヤシンス)は、アメリカ亜熱帯地方原産の多年生の水生植物です。
今では5大陸の50カ国以上で見られるようになっています。この水草は成長が速いので、ふえすぎると水面を塞ぐように繁茂し、日光や酸素が水底や水中植物に届くのを妨げ、また船の通交や水泳、魚釣りのじゃまをします。ある生物が自然状態では存在しない生態系に導入された場合、ふえすぎたり、もとの自然環境をこわしたりと、予想しない事態がしばしば発生します。ホテイアオイも最初は水をきれいにするなどの効果が期待されていたのですが、繁殖力が旺盛で、もともとあった多くの水草を激減させたといわれています。このように、生物種の導入には常に危険がともなうので、細心の注意が必要なのです。
花が美しいのでガーデニングの水草としても利用されます。

 第 18 問

日本に自生する樹木で大きな花を咲かせます。材は下駄、家具の引きだし、版画用の板などに使います。また、岐阜県高山地方では古くからみそを焼くのにこの葉を使います。
この植物は何でしょうか?

    ①  ホオノキ
    ②  トチノキ
    ③  ミズキ
    ④  カキノキ

  • 正解: ホオノキ

日本に自生する樹木の中でも大きな葉と強い芳香のある大きな花を咲かせる本種は、ブナ帯の森林から里山まで広く分布する、なじみの深い樹木です。
秋に林を歩いていると、ホオノキの枯れ葉がまとまって落ちていることがあり、その近くに必ず大きな木がみられます。枯れた葉の表面は淡褐色ですが、裏面はロウ状の物質がついて、白色となって大変目立ちます。冬芽は大きくとがり、少し慣れれば間違えることがないほど特徴があります。冬芽をつけた枝や新芽は生け花の材料として使われます。この材は柔らかくて加工しやすく、さらに収縮や反りが少ないところから、さまざまな物に使われてきました。朴歯下駄、電気ごたつの脚、漆器の木地、刀のさやなどはその特徴を生かした使い方です。ホオノキを焼いて作った炭は漆器を作る際の研ぎ(研磨)材として使われます。葉に味噌をのせてあぶり、ホオノキの香りを楽しむ朴歯味噌という食べ物は、飛騨高山地方の名物となっています。

 第 19 問

この植物は、5〜7月の開花期に全草をとり、乾燥させたものを十薬と呼びます。これを煎じてお茶にしたり、生葉をすりつぶすなどして腫物などに利用してきました。しかし、匂いが強烈で「オナラグサ」などの別名も持ちます。この植物はなんでしょう。

    ①  ヘクソカズラ
    ②  ドクダミ
    ③  ママコノシリヌグイ
    ④  オケラ

  • 正解: ドクダミ

ドクダミは古くから民間薬として利用されており、痛みや毒に効く「毒痛み」が訛って「ドクダミ」となったとされています。 4枚の白い花びらを持つ花に見えますが、この白い部分は葉が変化した「苞葉(ほうよう)」と呼ばれるもので、本当の花は、たくさんの花が集まった、黄色いろうそくのような部分です。また、総苞が発達し、八重咲のように見える個体もあり、鑑賞用に栽培されています。しかし、ドクダミは白くて長い地下茎を持ち、どんどん伸びて増えるので、一度植えると一面ドクダミだらけになるので、注意が必要です。

 第 20 問

明治天皇は、この植物の実を好まれましたが、小笠原からわざわざ取り寄せることを気にかけられ、植物御苑で栽培を始めたところ実をつけ、たいそう喜ばれたという話があります。
この植物は何でしょうか?

    ①  バナナ
    ②  メロン
    ③  ブドウ
    ④  パイナップル

  • 正解: バナナ

バナナはバショウ科の多年草で、マレー半島あたりが原産とされる野生バナナの改良種です。高さは2〜8mにもなります。栽培には排水の良好な土壌が適し、有機肥料を必要とします。果実は生食用、加工用などに利用され栄養価が高く、また、葉や幹(筒状に固く巻いた葉柄部分)も広い用途を持っています。
明治天皇の食膳にのぼったバナナは、新宿植物御苑に苗を取り寄せ、係官らが栽培に力をつくした努力の産物です。明治29(1896)年の新聞には「本年もまた結実中にて、その房は見事にも一果二百七十余付着」と書かれています。