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練習問題

解説

 第 1 問

写真の植物の根に含まれるデンプンははるさめの原料とするほか、水あめ、ブドウ糖などの糖化原料として使われています。
この植物は何でしょうか?

    ①  サツマイモ
    ②  クズ
    ③  ジャガイモ
    ④  サトイモ

  • 正解: サツマイモ

サツマイモはヒルガオ科の多年生草本で、中央アメリカ原産です。
コロンブスのアメリカ大陸到達後にヨーロッパ各地に伝播し、16世紀にアジアに伝わりました。日本には、江戸時代に中国・琉球・薩摩を経て渡来し、青木昆陽が救荒作物として普及に努め、広く栽培されるようになりました。
夏、葉腋から花柄が伸びて、薄紅紫色でろうと状の花が4、5個ずつ咲きます。サツマイモの花は夏の季語です。
芋は食用にされるほか、デンプン、焼酎、エチルアルコールなどの原料になります。また、アルコールを利用した化粧品、あるいはエネルギー源などいろいろ用途があります。
根の一部がデンプンを蓄積して塊根(芋)になります。サツマイモデンプンは、サツマイモを水洗・粉砕し、ふるい分けしたデンプン乳を精製・乾燥したもので、はるさめの原料や、水あめ、ブドウ糖、異性化糖などの糖化原料として利用されています。

 第 2 問

この植物は、かつてはセルロイドや防虫剤、医薬品の原料に使われました。アニメ映画『となりのトトロ』では、トトロが住んでいる木として登場します。
この植物は何でしょうか?

    ①  クスノキ
    ②  ヤマモモ
    ③  ケヤキ
    ④  ヒノキ

  • 正解: クスノキ

クスノキはクスノキ科の常緑樹で関東以西に分布します。しばしば大木に育ち、高さ30mにもなります。天然記念物として指定されている木も多く、幹回り20mをこす巨木も知られています。
枝葉をちぎると独特の香りがします。これは、樟脳および樟脳油が含まれているからです。樟脳および樟脳油には殺虫作用があり、防虫剤に使われます。これらの成分には本来、植物が虫に食べられることをふせぐ、防衛物質としての役割があります。
これは、植物全体に樟脳および樟脳油が含まれているからです。樟脳は有害な物質ですが、少量なら医薬になり、軟膏やカンフル剤などに使われます。また、樟脳はセルロイドの製造にも用いました。
今では化学的に合成されていますが、昔はもっぱらクスノキから採取していました。
宮崎駿監督のアニメ映画『となりのトトロ』では、トトロの住みかにクスノキの大木が登場します。

 第 3 問

高さ1m内外の常緑低木で、葉の縁にあるとげが特徴です。早春に黄色い花が穂になって咲きますが、この花の雄しべに触れると動くという面白い性質があります。
この植物は何でしょうか?

    ①  ヒイラギモクセイ
    ②  ハリエンジュ
    ③  ヒイラギナンテン
    ④  ハリギリ

  • 正解: ヒイラギナンテン

ヒイラギナンテンは、ナンテンと同じメギ科の常緑低木です。中国・台湾が原産地で、日本には1680年代に渡来したとされています。葉は羽状複葉で、小葉はヒイラギの葉に似てとげがあります。姿がおもしろく背も高くならないので、よく庭園に植えられます。青い実もとても美しいです。
花は直径7mmほどで、花弁にそって6本の雄しべが広がっています。雄しべの糸の部分に触れると、一瞬にして雌しべにぴたっとくっつきます。接触刺激を受けると、雄しべの内側に並ぶ細胞から水分が急激に外に出されてしぼみ、雄しべが雌しべの方向に曲がるのです。花に虫がとまった瞬間に雄しべが動けば、虫の体に花粉がつき、また虫を雌しべに押しつけて運んできた花粉をもらうことができます。

 第 4 問

園芸関係でよく使われる植物名の総称に、コニファーがあります。これは何を指す言葉でしょうか?

    ①  広葉樹
    ②  針葉樹
    ③  草本植物
    ④  多肉植物

  • 正解: 針葉樹

コニファーは針葉樹の総称です。また、園芸関係では特に常緑針葉樹の園芸品種のことをいいます。本来の意味は「球果植物」(マツ・ヒノキを含めてこれに類する樹木の総称)を指し、裸子植物のうち「球果」(cone)を生じるものを指していますが、近年では園芸や観賞用に利用されるデザイン性豊かな針葉樹をコニファーと呼ぶようになりました。
コニファーの魅力としては、耐寒性があり、形と色の変化が多彩であること、ほとんどの土壌で生育し、刈り込み・造形に耐えるなどがあげられ、公園や庭園の修景に欠かせない素材になっています。

 第 5 問

次の植物は、同じ原種から生まれたり、片方が親となって改良されたりしたものですが、一つだけ全く違う組み合わせがあります。
どの組み合わせでしょうか?

    ①  キャベツ − ハボタン
    ②  ゴボウ − ヤマゴボウ
    ③  カブ − ノザワナ
    ④  ユウガオ − ヒョウタン

  • 正解: ゴボウ − ヤマゴボウ

ゴボウはキク科、ヤマゴボウはヤマゴボウ科です。ヤマゴボウの根は太く、しかも毒性を持つので食用にはできません。
全国でふつうに見られるヤマゴボウ科のヨウシュヤマゴボウは、北米原産の外来植物で、根が太く長く、全体にわたって毒性があります。果穂は下に垂れ、液果の赤紫色で一時的なインクがつくれます。
観光地で売られるヤマゴボウの味噌漬けは、上等品はモリアザミの根を使いますが、多くはゴボウを味噌漬としたものです。

 第 6 問

ある植物の種子を加工した食品として、道明寺粉、微塵粉、寒梅粉などがあります。
この植物は何でしょうか?

    ①  コムギ
    ②  アワ
    ③  イネ
    ④  キビ

  • 正解: イネ

イネ科の一年草であるイネの種子が米で、これを加工したものに道明寺粉、微塵粉、寒梅粉などがあります。
日本型の米粒は丸みを帯びており、米のでんぷんの違いによりうるち米ともち米とに分けられます。多くの米は、飯として食べられていますが、酒、味噌などの原料として用いられたり、米粉として利用されたりもしています。
道明寺粉は蒸したもち米を乾燥させて粗く砕いたもので、さくらもちやつばきもちなどに用いられます。微塵粉は、道明寺粉をさらに細かくひいたものです。寒梅粉はもち米を蒸して乾燥させ、白焼きにしてから粉にしたもので、微塵粉よりもさらにきめの細かいものです。梅の花が咲くころにさらしたものが良品とされるのでこの名があります。

 第 7 問

春の七草のゴギョウは、古い時代にはもちに混ぜて草もちにしたそうですが、現在使われている和名は何というでしょうか?

    ①  コオニタビラコ
    ②  ハハコグサ
    ③  セリ
    ④  タビラコ

  • 正解: ハハコグサ

春の七草は、セリ、ナズナ、ゴギョウ(ハハコグサ)、ハコベラ(ハコベ)、ホトケノザ(コオニタビラコ)、スズナ(カブ)、スズシロ(ダイコン)です。
ゴギョウは御形、または五行と書かれました。なお、ホトケノザをコオニタビラコとするのは牧野富太郎説です。

 第 8 問

この植物の種子は、豆腐、湯葉、きな粉など、さまざまな加工食品の原料として利用されています。
この植物は何でしょうか?

    ①  トウモロコシ
    ②  ダイズ
    ③  アズキ
    ④  コムギ

  • 正解: ダイズ

マメ科の一年草であるダイズは中国北部が原産地です。日本でも古くから栽培されており、『古事記』にも記載があります。
現在、日本で栽培されているダイズの品種は多様です。未熟のダイズは枝豆としてゆでて食べられます。成熟したダイズ種子には、たんぱく質が30?45%、脂質が20%程度含まれますが、これらの含有量は他のマメに比べて多いようです。
ダイズは、納豆、豆腐、湯葉、味噌、醤油などに加工されます。味噌は、麦あるいは米の麹に蒸した大豆・食塩などを混ぜて発酵させた調味料であり、多くの種類があります。湯葉は、濃いめに作った豆乳を静かに加熱することで表面に形成される皮膜です。湯葉は、たんぱく質と脂質に富んだ大豆製品で、豆乳から引き上げたままの生湯葉やそれを乾燥した乾燥湯葉などがあります。

 第 9 問

木質がやわらかくて軽く、くるいが少なく、表面を焼くと油が出て表面を保護し、美しい光沢と木目を出すこの植物は 日本琴の代表的な材として知られています。
この植物は何でしょうか?

    ①  アカマツ
    ②  スギ
    ③  キリ
    ④  ヤマザクラ

  • 正解: キリ

キリはキリ科(旧ゴマノハグサ科)に属する落葉高木で、全国で広く植栽されています。会津地方や岩手県南部地方のものが特に有名です。5月ごろ、長さ5?6cmで淡紫色の大きな釣り鐘状の花をつけ、10月ごろ先のとがった卵形の果実をつけます。
古くは『万葉集』巻五雑歌(810番歌)の大伴旅人の詞書に記されています(なお、ここでは「梧桐」となっており、アオギリであるという説もあります)。
『万葉集』に登場する他、『宇津保物語』に桐で琴を作る話が出てきますし、『枕草子』(三十七段)にも桐と琴とに関連することが書かれています。
キリは、家具材としても琴と同様の理由ならびに火事に強い材として珍重されるほか、下駄などにも使用されます。
材として有名なほか、鎌倉時代、後鳥羽上皇のときに、皇室の紋章として採用され、功績のあった臣下に下賜されたことでも知られています。花数により「五七の桐」「五三の桐」があり、特に、豊臣秀吉の「五三の桐」が有名です。

 第 10 問

写真の植物は、山菜の時期にはフキノトウと間違えられ、よく中毒事故をおこすことで知られています。根と根茎は「ロートコン」と呼ばれる生薬になる、この植物は何でしょうか?

    ①  コバイケイソウ
    ②  ハシリドコロ
    ③  フクジュソウ
    ④  チョウセンアサガオ

  • 正解: ハシリドコロ



ハシリドコロにはアルカロイド(アトロピン、スコポラミンなど)が含まれていて、食べると中毒症状を引き起こし、所かまわず走り回るといわれています。
その様子からハシリドコロと呼ばれるようです。また、地下部分の形がトコロ(オニドコロ)に似ているからともいわれています。一般には毒草扱いですが、胃薬や、眼科手術の際の瞳孔散大薬の原料として利用されています。
早春に萌芽する様子と時期がフキノトウに類似するため、誤食による植物中毒の原因となり、時々、新聞で取り上げられます。
チョウセンアサガオ(ナス科)も同様のアルカロイドを含む有毒植物で、こちらは曼陀羅華として、華岡青洲が全身麻酔に使ったことでも知られています。コバイケイソウ、フクジュソウも一般的には毒草として扱われます。

 第 11 問

写真は、多肉植物の一種の果実です。夏の夜に直径約15cmになる大輪の白い花を咲かせ、花は食用にもなります。
この植物は何でしょうか?

    ①  シャコバサボテン
    ②  サンカクチュウ
    ③  ツキミソウ
    ④  ゲッカビジン

  • 正解: ゲッカビジン

ゲッカビジンは中南米原産。コンブ状の扁平な茎をもち、高さは2m以上になります。花は長さ約25cm、直径約15cmになる大輪の白花で、夜開性です。
芳香を漂わせ、なんとも幻想的な魅力があります。1輪の寿命はたった数時間ですが、大株になると、1シーズンに4回くらい開花することもあります。
昭和初期頃に渡来し、挿し木でふやされた株が、全国に広がりました。挿し木した株は、遺伝的に親株と同一、いわばクローンです。ゲッカビジンは自家不和合性がありますから、日本の月下美人同士では、種子を作ることができません。しかし、メキシコ産の種子から育てた別株か、近縁種の花粉を月下美人に受粉すれば、果実をつけさせることができます。果実は紫紅色に熟して美しく、中は白くほのかに甘いシャーベット状で、食べられます。

 第 12 問

写真は、ジンチョウゲ科の落葉樹で、早春に薄黄色の花を咲かせます。枝の分かれ方に特徴があり、和紙の原料、特に紙幣の原料に使われることは有名です。
この植物は何でしょうか?

    ①  コウゾ
    ②  ガンピ
    ③  ジンチョウゲ
    ④  ミツマタ

  • 正解: ミツマタ

ミツマタは和紙製紙用の植物としてコウゾ(クワ科)とともに栽培されています。コウゾと違って美しい花を咲かせるので、鮮明な朱色や濃い黄色の花を咲かせる品種が観賞用にも作られています。
3月ごろ筒状の花が多数球形にまとまって咲きます。枝が三つに分岐することから、ミツマタと呼ばれます。
ガンピ(ジンチョウゲ科)は栽培が困難なので自生のものを採取しますが、繊維が良質で高級和紙(雁皮紙)の原料とされています。
繊維を利用できる植物を繊維植物といい、ワタやアサはその代表です。種子の表皮細胞が伸びた毛(ワタなど)、茎の篩部の繊維細胞(ミツマタ、アサなど)、茎の木部の繊維細胞(エゾマツ、トドマツ)など、利用する繊維組織は多様です。

 第 13 問

写真は、雌雄異株の植物の雌花が咲き終わったころのものです。この科は1属しかない科で、中国と日本にしか分布していません。
この植物は何でしょうか?

    ①  ハクウンボク 
    ②  マルバノキ 
    ③  カツラ
    ④  マンサク 

  • 正解: カツラ

カツラは、カツラ科カツラ属の落葉高木で、北海道から九州まで広く分布し、特に谷沿いを好んで生えます。カツラ科はカツラ属1属しかない小さな科で、カツラ属には日本に生育するカツラとヒロハカツラの2種しかありません。日本以外では中国にカツラの変種が分布するのみです。しかし、カツラに似た葉の化石は中生代の白亜紀後半以降北半球に広く見られることから、カツラ科とその仲間は、かつては現在よりも繁栄していたことがうかがえます。
カツラの枝ぶりには特徴があり、長く伸びる長枝と、長枝上にほぼ対になって出る短い枝、短枝とが見られます。カツラの枝を見上げると、この規則性がよく分かります。カツラは雌雄異株で、花は風媒花で3?5月ごろ咲きますが、美しい花弁は見られず、雌花では葉と同様の緑色のめしべがただ1本あるのみです。花は数個が集まり花序をつくりますが、めしべがまとまって見えるので、咲いている様子はあたかも全体が花のように見えます。めしべの花柱が長く伸びて鮮やかな赤色を帯びるのが、ささやかな花の色合いといえるものですが、美しいものです。おしべも若い時には赤みを帯びます。

 第 14 問

秋に楕円形の黄色の果実が熟し、その表面は、無毛でつるりとしています。果実酒の材料として人気があり、せきどめに効果があるといわれています。
この植物は何でしょうか?

    ①  アンズ
    ②  カリン
    ③  マルメロ
    ④  ビワ

  • 正解: カリン

カリンは中国原産で、日本へは江戸時代に渡来したといわれています。近年庭園樹木としても人気が高く、のどの整調治療の薬品にもカリンが使われており、馴染みのある植物となってきました。
カリンは中国家具の材料としては紫檀よりも安価なのですが、堅く緻密で美しい光沢があるため価値が感じられるようです。
選択肢にあるアンズ、カリン、マルメロ、ボケ、ビワはすべてバラ科の植物です。カリンとマルメロはよく似ていますが、果実の表面にうぶ毛があるのがマルメロ、ないのがカリンです。

 第 15 問

青森県の三内丸山遺跡から、巨大な木柱が見つかり「大型掘立柱建物」跡ではないか、として話題となりました。
この植物は何でしょうか?

    ①  クリ
    ②  クルミ
    ③  カキ
    ④  クヌギ

  • 正解: クリ

クリは北海道の中部以南から九州までと、朝鮮半島南部に分布する、ブナ科の落葉広葉樹です。
縄文時代から重要な食糧として利用され、平安時代には丹波、但馬などから朝廷に貢納されていました。また、戦国時代には実を干して臼でつき、殻と渋皮をとり除いたものを「かちぐり」といったことから、勝利への縁起をかついで兵糧として特に大切にしました。
クリ材は堅く腐りにくいので、枕木をはじめ建築や器具材に用いられます。三内丸山遺跡が一般に注目されるきっかけとなったのが、直径1mをこえるクリの巨大木柱です。

 第 16 問

庭木や生垣としてよく植えられているネズミモチですが、その名前がつけられた理由は何でしょうか?

    ①  葉がねずみがかった緑色なので
    ②  葉がトゲトゲしており、ネズミを寄せ付けないため
    ③  果実をネズミが好んで食べるので
    ④  果実の形や色がネズミの糞に似ているので

  • 正解: 果実の形や色がネズミの糞に似ているので

ネズミモチはモクセイ科の常緑樹で、南日本の山野に自生しています。あまり大きくは育たないので、生垣に適しています。よく似た種にはトウネズミモチがあり、公園や学校などに植えられています。高さ5〜6mに育ち、緑が濃く緑化樹木として適しています。
初夏に枝先に花穂が出て白色の花が咲き、やがて長楕円状の果実ができ、晩秋には黒紫色に熟して、ちょうどネズミの糞のように見えます。トウネズミモチの花はネズミモチより1ヶ月遅れて咲き、花穂は大型、果穂は重みでたれ下がるのでよく区別できます。果実を薬用酒にして飲む人もいます。

 第 17 問

庭の日陰地に植えられることが多い常緑低木で、晩秋から初冬に白い小さな花を多数咲かせます。葉の形が名前の由来となっています。
この植物は何でしょうか?

    ①  アオキ
    ②  ヒイラギナンテン
    ③  ヤツデ
    ④  コノテガシワ

  • 正解: ヤツデ

ヤツデはウコギ科ヤツデ属の常緑低木です。日本原産で福島県以南の本州、四国、九州、沖縄に分布しています。11〜12月に茎の頂部に大型の円錐花序をつけ、白い小花を多数咲かせます。果実は球形で翌年5月には黒く熟します。ヤツデ(八手)の名は葉の形に由来しますが、「八」は多いという意味で、掌状に深く5〜11裂し、多くは7、9、11裂と奇数に切れ込み、8つには裂けません(ここでいう「7裂」とは葉の突出部分が7つに分かれるという意味です)。また、その葉形からテングノハウチワと呼ぶ地方もあります。1838年にヨーロッパに導入され、日陰地で成育することなどから室内用鉢物や庭木として栽培されています。

 第 18 問

この植物は暖地の海岸近くに生育する常緑樹です。乾燥や大気汚染に強いことから街路などにもよく植栽されています。
この植物は何でしょうか?

    ①  ハマナス
    ②  ネズミモチ
    ③  シャリンバイ
    ④  ピラカンサ

  • 正解: シャリンバイ

シャリンバイは漢字で書くと「車輪梅」です。葉が枝の先端部に集まってつき、一見すると輪生しているようで車輪を思わせ、花がウメに似ているところに由来します。高さ1?4mのバラ科の常緑低木です。葉は革質で光沢があり、また、葉柄があり互生します。4?6月ごろ、枝先に円錐花序をつくり、直径1?2cmの5弁花をつけます。ナシの花に似ています。果実は10?12月ごろに熟し、球形で径1cm、黒紫色で表面に少し白い粉をふきます。
海岸に自生していますが、庭木として観賞され、また、乾燥や大気汚染にも強いことから道路の分離帯などにも植栽されています。樹皮や根はタンニンを多く含み、奄美大島では大島紬の褐色の染料として使われています。

 第 19 問

冬に開花中のシクラメンの鉢植えを育てる場合、最適な水の与え方はどれでしょう?

    ①  土の表面が乾いてきたら、日中に、鉢の底穴から水があふれるくらいたっぷり与える。
    ②  1週間に1回、決まった時間に決まった量を規則正しく与える。
    ③  土の表面が乾いてきたら、夕方に、鉢の底穴から水があふれるくらいたっぷりと与える。
    ④  毎朝1回、土の表面が湿る程度の水を与える。

  • 正解: 土の表面が乾いてきたら、日中に、鉢の底穴から水があふれるくらいたっぷり与える。

シクラメンは過湿な土壌環境を嫌いますが、開花中は適度な水分補給が必要です。土の表面に触れて乾いているのを確かめてから、暖かい日中に、たっぷり与えるのが基本です。
鉢の大きさや植物の状態によって土の乾く速さは異なるので、その時々の植物や土の状態を確認してから水やりすることが大切です。土の表面だけぬれるような与え方では、水が土中に染みこまず、根から水分を十分吸収することができません。鉢底からあふれ出るくらいたっぷりと与えることで、土中の空気を追い出して酸素を供給するのに役立ち、根の健康を保つ効果もあります。また、夕方与えると、夜間の冷え込みで凍ったりして、根が傷むことがあります。早朝や夕方、夜間の水やりは避けるようにしましょう。

 第 20 問

写真の植物は、「クマザサ」です。
この名前の由来はどれでしょう?

    ①  熊が出そうなところに生えているから。
    ②  1本の茎に葉が9枚程度ついているから。
    ③  九州の球磨地方の原産であるから。
    ④  葉の縁が白く隈取られていることから。

  • 正解: 葉の縁が白く隈取られていることから。

クマザサ(隈笹)は、葉の縁が白く隈取られることから牧野富太郎博士によって名付けられたものです。熊が出没するような山地に生えていることから、一般的にササ類を熊笹と呼ぶことがありますが、特定のササに付けられた名前ではありません。
焼きのある刀身に見立ててヤキバザサ(焼刃笹)とかヘリトリザサの異名もあるようです。京都府の一部に自生がありますが、葉の姿が美しいことから庭園や公園などによく植えられています。北海道ではチマキザサの葉裏に毛のあるタイプをクマイザサと呼びますが、これは葉が9枚ついていることから(実際には5枚から7枚)名付けられたものだといわれています。ササもタケもイネ科であり、花を咲かせて穂に米と同じような実をつけることがあります。古くはこの笹米によって飢饉から切り抜けたというようなこともあったといわれ、米の古語がクマであることから、クマザサとはコメザサの意味であるという説もあります。